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若年者雇用と作業システムの改善について:北海道 北村林業株式会社

1.地域の概要

浦幌町は、十勝支庁管内の最東端にあり『十勝ブランド』とも称される優れた農産物や水産物を産する農業や漁業を中心とする第1次産業のまちで、行政面積は全国市町村で37番目にあたる729.64km2である。町の中央部を浦幌川(延長87km)が流れ、下頃辺川、静内川、浦幌十勝川と合流、地味良好な耕地をつくって太平洋に注いでいる。

本町の森林面積は町全土の74%を占める54,000ha で、その内道有林が43%、一般民有林が57%となっている。

一般民有林の人工林は、16,000haで人工林率51.8%に達しており、高い水準にある。樹種別構成では、カラマツが70%を占めている。また、人工林の林齢構成ではY齢級以上の中・高齢林が75%占めており、主伐期を迎えている。一方、天然林はナラ・タモ・シナ等の樹種が多く現存しており、広葉樹林の育成が進められている。