Q-1. インターネットとは何ですか?

A-1.  インターネットは1969年に米国国防総省資金によるARPAnetが設立されたことから始まりました。当初は軍事関係の研究が目的のネットワークであり、商用化され現在のような形になったのは1992年のことです。もちろん最初から現在のような大規模なネットワークだったわけではありません。小規模なネットワークから始まり、そこに大学のコンピューターが接続され、図書館の館内ネットワークが接続されていくうちに、だんだんインターネットとしての広がりを見せはじめ、そして商用化がなされ企業のネットワークが参加していく中で、現在のような世界的規模のネットワークに成長してきました。

1969年〜 1983年〜 1989年〜 1992年〜
ARPAnet
国防総省資金
SCNET
ボランティア運用
NFSnet
  NSF資金  
NREN
  政府資金  
軍事研究目的の時代 学術研究目的の時代 商業利用の時代(現在)

 このように、いつの間にか世界的な規模に膨らんだネットワークとなったことで、組織を越えて、国境を越えてのデータのやりとりが簡単に行えるようになりました。

 日本でも近年インターネットがブームになって浸透してきています。企業などはインターネットに接続することによる情報力の強化を狙い、個人でさえもアミューズメントや情報収集のためにインターネットに接続しています。近年、日本のインターネットへの接続ホスト数は、下表のように急増していることからもそのブームをうかがえます。なお表は、接続するホスト台数であり、プロバイダのホストを経由してインターネットに接続している企業や個人を考えると、実際に接続している人数は膨大な数にのぼっていることが容易に想像できます。

日本のインターネット接続ホスト台数の推移

1992年 12,000台
1993年 25,000台
1994年 43,000台
1995年 97,000台
1996年 269,000台
1997年 734,000台
1998年 1,169,000台



[前ページ] [メニューにもどる] [次ページ]