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vol.11 2002.11.15 発行
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  森林を所有する、育てる、活用する
  市民と企業と林業者のネットワーク


  Dare Mori Network mail magazine vol.11 2002.11.15
  森林は誰のもの?メールマガジン


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 各地から初雪観測のニュースが届くようになりました。
みなさんのお住まいの地域ではいかがですか?
寒い日は、あったかな山里の鍋料理を楽しみに行くのもいいですね。
みなさんのお気に入りの山里があったら教えて下さい!
それでは、森林は誰のもの?メールマガジンvol.11をお届けします。


:::◆◇ menu
・もっと身近に"森林組合" 〜富山県婦負森林組合〜
・ジョン ギャスライトさんの森林コラム -連載第4回-


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:::◆◇ もっと身近に"森林組合" 〜富山県 婦負森林組合〜

森林を守り育てる仕事のエキスパート、それが森林組合。
南北に長い日本列島では、地域によって森林の様子はさまざまです。
森林組合も地域によっていろいろな特色があります。
今回は富山県の婦負(ねい)森林組合に注目します。

『造林事業依存からの脱却目指して』
 富山県 婦負森林組合

 婦負(ねい)森林組合は富山市、婦中町、八尾市、山田村、細入村の
5市町村を管轄する広域森林組合です。管内の民有林面積は23,500haで、
そのうち約3割が人工林です。人工林の多くは若齢林で、間伐が必要な
木々が7割を占めています。

 組合は間伐推進のために、森林所有者の負担を軽減するとともに
施行面積をまとめて効率的な施行を行えるよう、複数の所有者の森林を
団地化して間伐を行う集団間伐を導入しています。

 昨年4月にオープンした木材加工センターでは地域材を活用して建築
用材を製造し、地元の大工・工務店などに販売しています。
富山県は国内有数のロシア材の原木の輸入拠点で、県内の製材工場も
ロシア材の専門工場が多いため、これまで地域の森林資源が充実しつつある
にもかかわらず、県内に地域材の有力な加工拠点がなかったことをふまえ、
組合では木材加工センターの整備・製造能力の強化を進めています。

 最近では、大工・工務店も差別化を図るために地域材に注目するように
なっており、「富山の木で家を作る会」といった組織も旗揚げされています。
そうした風潮を追い風として販路の開拓に取り組み、少しずつ着実に実績を
伸ばしています。

:::婦負森林組合
所在地:富山県婦負郡八尾町梅苑町1-95-1


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:::◆◇ ジョン ギャスライトさんの森林コラム -連載第4回-

【森を守る人々へ ありがとう】

 山々がきれいな秋色に染まってきました。日本の紅葉はひとつの山に
いろんな色が入って素晴らしいです。カナダの紅葉で有名なケベックでは
ひとつの山がほとんど同じ色になる、そんな紅葉がみられます。
その秋の紅葉の時期、僕の育ったカナダでは11月第3週に「サンクス
ギビングデー」という休日があります。その日は豊かな自然や収穫、
平和、いろいろなことに感謝をする日で、七面鳥を食べてお祝いをします。
そしていつもこのサンクスギビングの日に僕は森を守る人々にも
ありがとうと感謝したいのです。

 僕たちツリークライミングジャパンが使わせてもらっている、
あるひとつの岐阜県のフィールドは、あるおじいちゃんにずっと昔から
守られてきました。3年前に初めてその森に行って、木々の腐った枝を
落とし、下刈りや間引きをして明るくし、そこでツリークライミングを
はじめました。その森へたくさんの家族がやってきて一日たっぷり遊び、
おじいちゃんは、先代から引き継いで守っているその森の出番が
やっと来たと喜んでくれました。

 その森は赤マツやコナラ、ヒノキなどいろいろな木々があり、昔は近所の
人たちと一緒に、みんなが森を誇りに思って大切に育てていました。
しかし、長い年月をかけ森の一本一本の木が十分に生長し、そろそろ出番
というときに海外の木材が輸入されるようになり、出番がなくなりました。
雨の日も嵐の日も一緒に過ごし、子どものように面倒をみてきた森が
暗くなり、だんだん腐っていくのを目の当たりにしなくてはならなく
なったのです。一緒に森に入って木の世話をする仲間も一人、二人と
減っていきいつの間にかたった一人でその山を守るようになったそうです。
“森があって生活が成り立った時代はもう終わった。
何のために今までやってきたのか”と思ったそんなときに、
都会に住んでいる家族がこうしてツリークライミングを楽しみにやってきて、
豊かな森に感謝する姿をみて、おじいちゃんはとても喜んでいました。
これからいろんな使い方がこの森で繰り広げられるとおもいます。

 僕はこのサンクスギビングデー、こうして今も森を守り続けている
人たちに心から感謝したいと思います。

                        ジョン ギャスライト


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毎回心が「ほっ」とするような、楽しくてあたたかいメッセージを
いただいた、ジョン ギャスライトさんのコラムも次回が最終回です。
どんなお話が届くのか楽しみにしていて下さいね!

それでは次回のコラムもお楽しみに!




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