日本の森を守る「間伐」
Part 4間伐材を暮らしに活かす─アドバシが日本と世界の森を守る─
間伐材利用、最初の一歩

Part3で紹介したカートカンや今回のアドバシの他にも、間伐材利用商品は少しずつ増えています。ここでは、そうした試みをいくつか紹介しましょう。

高知県安芸郡のエコアス馬路村では、間伐材を使った、うちわや皿、クリップボード、照明などデザインのいいアイテムを取り揃えています。いくら環境によくてもデザインがよくなければ使い続けることはできません。今後は、エコ商品のデザイン性を高めていくことがより重要になってくるはずです。同社では間伐材を薄くスライス、編み込みでさまざまなアイテムを作ることができる「かなば」なども揃えています。新しい手芸として定着すれば、間伐材の消費を促す大きな力になってくれるはずです。

A4クリップボードT A4クリップボードT
A4クリップボードT
●たて330mm よこ235mm●材質/杉●価格600円●グリーン購入法適合
森のあかり 森のあかり
●本体直径約200mm 高さ約230mm
●材質/杉
●4,800円
編む・かなば 編む・かなば
(作品例。テキスト本に掲載)
●Sサイズ長さ13cm・幅1.8cm・厚さ0.3mm(約50枚入り)
●380円
●Mサイズ
●長さ22cm・幅1.8cm・厚さ0.3mm(約50枚入り)
●500円
●Lサイズ
●長さ35cm・幅1.8cm・厚さ0.3mm(約50枚入り)
●600円
●LLサイズ
●長さ35cm・幅2.5cm・厚さ0.3mm(約40枚入り)
●700円
 

コクヨフラットファイル

エコ商品の開発に積極的なコクヨでは、これまでも古紙100%のフラットファイルを商品化していますが、ここで紹介しているのは国産のカラマツ由来の間伐材パルプを20%混ぜたもの。「日本の森林を育てる紙についての勉強会」は、林野庁、関係団体、企業やNPOなどが参加していますが、この勉強会にコクヨも参加、紙としての間伐材を価値あるものに変えることを目指し、勉強会参加者それぞれの得意な分野で協業しようという試みの中で、具体的な形となったのがこのフラットファイルです。間伐材らしさをできるだけ表現したかたちにしたい、ということで表面には余計な着色を一切ほどこさず、木の繊維模様をそのまま残しナチュラルテイストに仕上げたものです。

フラットファイル(間伐材使用)。コクヨのエコロジー魂を集結させた、と同社担当者が語るとおり、コクヨの意気込みにあふれた製品になっています。
フラットファイル(間伐材使用)。コクヨのエコロジー魂を集結させた、と同社担当者が語るとおり、コクヨの意気込みにあふれた製品になっています。
 
株式会社山桜では、事務用封筒(A4サイズと、A4三つ折りサイズ)と名刺に間伐材を使用しています。古紙パルプ85とカラマツ間伐パルプを15%を配合した紙で作った封筒と名刺には、間伐材マークを使用することができ、使用する企業の環境に対する姿勢をメッセージとして伝えることが可能と考えられます。
山桜間伐材名刺
山桜間伐材名刺
 
間伐材が含まれている紙製品やインテリア小物を利用することが、日本の、ひいては世界の森林を守ることに役立ちます。身近なところでできる「間伐材利用の輪」にあなたも参加してみませんか?
 
back index