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中国の砂漠緑化から日本の森林へ
地球緑化センターは、約10年前から中国の砂漠緑化や植林などを行っているNPOですが、平成8年頃から、国内の緑化活動にも力を入れ始めています。山村に都会の若者を1年間派遣する緑のふるさと協力隊と週末の森林ボランティアが国内における2本柱となっています。その週末森林ボランティアグループのひとつで、長野県小海周辺を活動拠点にしている小海やすらぎ隊の班長を務めている青木秀夫さんにお話しをうかがってみました。
「活動は、昨年の実績で年間15回です。いずれも週末を利用した一泊二日の行程ですね。4月から11月までの雪のない時期、ほぼ月に2回のペースです。参加人員は、ばらつきが大きいのですが、10数人から、最高で30数人。参加するのは、50%以上が50代、60代。20代から40代は合計しても、36%ですね。東京、埼玉、神奈川、千葉の人が多いので、ほとんど自動車に相乗りして現地に向かいます。現地では廃園になった幼稚園で宿泊しますから、食費を入れて2500円くらいしかかからない。交通費とあわせても5000円に満たないんですよ。何度も参加するには、やはり出費は少ない方がいいですからね。
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左/荒れ放題のカラマツ林は、まず下草刈りを行わないわと、足を踏み込むことすらむずかしい
右/参加するのは年配層が多く、男女比も男性が圧倒的だが、最近は女性の参加も増加傾向にあるといいます |
ボランティアの可能性
他のグループの活動もそうなのですが、基本的に地元の村役場などとの共同が多いですね。小海では、地元の組織、小海塾と共同して活動しています。小海で私たちがやっているのは、カラマツ林の徐伐、間伐、下草刈りなどの作業です。長野県の寒冷地方では、スギやヒノキは育たないので、寒さに強いカラマツを植林していたんですね。スギやヒノキは価格が下がって、林業経営者は随分苦労してらっしゃるんですが、カラマツは、スギ、ヒノキの比ではないんですね。まったく、値がつかない。かつては杭などに利用されていたのですが、現在はまったく利用されることがない。だから、まったく手入れされていない。下草が生い茂り、ヤブになっているんです。われわれがやっているのは、道路から見えるいわゆる修景間伐、景色を取り戻すための間伐ですね。間伐した面積は、1年で4ha。2年で8haと微々たるものです。プロに任せれば、一気に何十haの間伐を行うことができる。そうした予算がないから、われわれボランティアが行っているわけですけどね。しかし、間伐できたのは8haでも、われわれの活動は、そうした効率だけでは捉えることはできない。参加した人、1人1人の中に、環境問題や森林の重要性がしっかりと植え付けられていく。それが少しずつ拡がっていく。そこがボランティア活動の本質だと思いますね。」
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| 道路から見える部分の、いわゆる修景間伐だが、一定の成果を上げたという達成感は何にも代え難いもの |
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