
現在、学生机類はスチール製品と木製品の価格差が広がり、大手メーカーと対等に競争できない。そこで関係者が一体となりコスト削減をした商品の開発・普及に努める必要がある。また、学生の一人暮らしは中国製の安価な家具と、大手メーカーの高級家具に二極化していることから、安心して使え、デザイン的にも負けない家具をスノコ工場と連携し開発・販売したい。
現在、小中学校の家具を販売しているが、その価格については、スチール製と大手メーカーとの価格競争になり、なかなか普及できない。したがってスチール机と同価格帯のイス、机を開発(安価な普及タイプを開発)する。また、近年、木造幼稚園などが建てられているが、その木造施設に合う幼稚園用の家具が少なく、現在は大手メーカーのチャイルド家具が多く販売されている。以上のようなこれまで国産針葉樹のマーケットではない分野の商品開発を行い、間伐材の有効利用に努めたい。さらに、桧の間伐材は、スノコや簡単な踏み台などの製品が主流であるが、桧の家具(学生や一人暮らし用の1DK用多機能型)を開発し、間伐材の付加価値を高めたい。
幼稚園・小中学校用家具(イス・机セット)JIS規格品で高さ調節可能な学童用イス・机を、1万2千円程度の販売価格を設定して製作できるシステムを開発した。スチール製と比べて、肌触りがよく、ぬくもりがあると評価をいただいている。 |
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1DKマンション用多機能型家具桧を使用して、狭い部屋でも有効に使えるよう、ベットやテーブル、収納ボックスなどを統一したデザインで製作し、オプションでその機能を追加できる家具を開発した。価格は10万円以下を目指している。 |
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宮崎県森林組合連合会では流通に乗りにくい品質の悪い間伐材を利用した製品を開発して販売するため、森林組合、製材工場、加工会社とも連携し、家具などを製作していた。しかしイス・机に関してはスチール製と比べるとコスト面、安全面で課題があった。そこで今回の事業ではその生産システムの構築と、納品後のアフターメンテナンスの強化にも取り組んだ。製作にあたっては、まず県森連、製材工場、加工工場の関係者等と委員会を設け企画を行った。
イス・机に関しては森林組合で生産・製造された木材を、加工会社3社のそれぞれの得意分野で部材キットに製作し、そのキットを森林組合が組み立て、県森連が各市町村の教育委員会を通じ営業・販売をする。購入後のメンテナンスと、6年後の廃棄回収・リサイクルは森林組合が行う。
家具に関してはスノコ加工工場が製材・家具製作を行い、県森連が販売。販売ルートとして、インターネットを活用した個人向け直販(オーダーメイド可)や、大学生協を通じた学生への販売、ホームセンターへ卸す他、通販会社に委託するなど新たな販売ルートも開拓中である。
| 区分 | 実施項目 | 実施結果 |
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| 製品の製作・実証 | ① 木製家具10点の試作 ② 木製学童机・イスの新JIS試験実施 |
① 幼稚園・小学校用木製家具の商品化に至った ② 開発した木製家具の強度等を調べ、改良点を確認 |
| 試験導入 モニタリング |
① 試作品の小学校への試験導入(木製学童机・イス75セット、小学校1校へ試験導入)およびアンケート調査 ② 幼稚園への試験導入(木製学童机・イス25セット、幼児用4人掛け机・イスを15セット、幼稚園1校に試験導入)およびアンケート調査 ③ 「東京インターナショナルギフトショー」「がんばっと宮崎」イベントへの出展④ロゴやパンフレットの作成による商品のブランド化 |
① ② 環境に配慮した商品への関心や、今回のデザイン、さわり心地など好評をいただいた。ただし、コスト面ではシビアな意見が集まった ③ 東京での展示会出展時に、全国のバイヤーとの商談を行い、見積や図面の提案に結びついている。また地元で出展したイベントでは価格帯やデザインなど一般消費者のニーズを調査できた ④ 家具は著作権保護が難しいため、ロゴやパンフレットを作成しブランド化することができた |
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| 委員会の様子 | 工場の視察の様子 | 小学校への納入の様子 | 幼稚園への試験導入の様子 |
| 課題 | 対応策 |
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| 小学校等の学童机は教育委員会発注のため、3~4月に大量発注になる可能性があり、原材料の安定生産が求められている。それに合わせて製作や組立などの生産体制の確立が必要である | 森林組合による安定的な木材生産と、工場のライン化による製作効率の向上や、工程ごとに複数の工場で製作するなどの量産体制を確立するとともに、在庫を置くための倉庫等を確保する |
| 学童机の納品時に、教室への運搬、並び替え、高さ調整、古い机の処分などの対応が求められた | 学校側と協力し、教室までの運搬や高さの調節などを行い、合わせて取扱いの注意点等の説明を行う。また既存セットの廃棄については別途産業廃棄物等の処理方法を検討する |
| 想定を超えた損傷や、ネジ部品の紛失など納品後のトラブルに対するアフターサービスの強化が必要である | 地域の森林組合を通じて定期的な点検を実施し、継続納品に繋げていく |
| 間伐材の計画利用量 |
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| 間伐材の調達先 | 都城市の私有林 | |||||||
| 本事業の実施期間 | 平成18年9月~平成19年2月 | |||||||
| 試作品の製作・実証 | 実施者 | 宮崎県森林組合連合会 | ||||||
| 試験導入・モニタリング | 方法 | 小学校等でのモニター調査・大学生協、ホームセンターでの反響調査 | ||||||
| 実施場所 | 都城市内および福岡 等 | |||||||
| 実施者 | 宮崎県森林組合連合会 | 対象者 | 生徒・園児・先生・父母・学生・OL | |||||
| 製品の設定価格 |
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