区分:資材

“ 節木・いたわり”商品群

事業実施にあたっての抱負

あいち節木工舎は、間伐材製品を生活の中に取り入れることで、愛知の森を守りたいという建具・指物職人の業界と、同じ思いのユーザーを結びつける事を目指し有志で結成。従来の流通の偏りを見直し、節のある木、未利用材、端材等を地域の木工・林産業者との連携により原材料として有効活用し、品質とコスト競争力のある商品として生産管理ネットワークを作り、地域の林産業を再生しながら、間伐材の利用促進と森林整備に結び付けていきたい。

事業の目的

間伐小径木を原材料として家具・建具類を商品化することを通じ、間伐材の利用歩留まりを100%に近づけることを目標とする。原材料コストの面では、特に伐木丸太の総合的な利用歩留まりを重視し、建築用材、産業資材などとともに連産的に生産される短尺・小幅板材を巾接ぎ集材加工などして利用することで、建築用・産業用材を含めた全体コストの低減に努める。また、製品価格面では、標準化と工程管理を重視することで製造コストの競争力を高める。さらに、品質面では、大手ビルダー等に標準採択可能なレベルでの開発を目指す。

製品の特徴

“ 節木・いたわり”商品群
製品生産システムであること

“節木・いたわり”という名称の意味は、間伐小径材・端材由来の「節のある木」「板もの」「割りもの」、そしてこれらを利用することでひいては山への“労わり”を表現するところにある。従って特定の最終商品を指すのではなく、既存顧客の要求に応じて家具・建具その他を製造する場合に、“節木・いたわり”材を無理なく原材料として使えるシステムと、そのシステムのもとで生産される商品全般を指す。

第3者が評価するトレーサビリティを持つこと

「節木・いたわり商品群」は、その原材料と製品の生産履歴をエコマーク認定基準(No.115)に則して、第3者である国際環境NGO「FoEJapan」が評価するシステムを供えている。このことで、グリーンコンシュマーや自治体・企業のグリーン購入・調達に対して客観的な環境価値を訴求できる。

“ 節木・いたわり”商品群

“ 節木・いたわり”商品群

広域連携の内容(用途開拓に至った経緯と事業の実施体制)

あいち節木工舎は、以下のように役割に応じて様々な事業体の連携を試行しながらプロジェクト体制を組むに至っている。

役割 部門 分担事業体
素材提供者

間伐小径材(丸太)

矢作川森林ボランティア協議会、矢作川水源の森・森のプレゼント実行委員会、ログウェル日本、田村組、肥田木材、三浦林商、飛騨造林

加工者

製材・加工

豊田森林組合、足助木材協同組合、三河材流域加工事業協同組合、豊根木リサイクルセンター、倉地製材、青木製材、丸万フォレスターズ、郡界ウッドワークス、木工房、前田建具店、本多木工、内田木工、丹羽商店、マエダ

販売者 販売・営業・PR あいちの木で家を造る会、木づかい市民ネット、ログウェル日本、木文化研究所
トレーサビリティ 流通管理・環境貢献度評価 国際環境NGO 「FoE Japan (森のプレゼント事務局)」

実施内容

区分 実施項目 実施結果
製品の製作・実証

以下の製作・実証を行った

① 建具(引戸、建具枠、ドア)

② 間仕切り(男の隠れ家シリーズ)

③ 家具(机・イス)

④ 収納棚(収納・靴箱)

①~④とも計画通り製作・実証

①建 具(枠付ドア) ①建 具
(枠付ドア)
②間仕切り(男の隠れ家) ②間仕切り
(男の隠れ家)
③家具(イス) ③家具
(イス)
④収納棚(靴 箱) ④収納棚
(靴 箱)
試験導入
モニタリング

上記製作製品についての
モニタリングを実施

モニタリング専用WEBサイト
http://atupal.riric.jp/wp/?=46 を開設し公開

男の隠れ家試験導入 モニタリング調査の様子
男の隠れ家試験導入 モニタリング調査の様子

課題と今後の対応策並びに量的拡大に向けた計画

課題 対応策
森を明るく元気にするための間伐で出てくる丸太を、隈なく使う工夫

標準サイズの原板、巾はぎ板サイズの標準化など、間伐事情と製材事情に合わせて標準化する

節木の素材を活かすための提案 本プロジェクトで連携した事業体とのネットワークを活かして、潜在ニーズのあるユーザーを開拓し、適切なアドバイスを行っていく
箱物家具やユニット家具には無い、暮らしの使い勝手に応じた現場納まりを大事にすることの普及 ユーザーメリット、地域メリット等を考慮し、間伐材製品の良さ、カスタムメイドの良さを訴求していく。但し、決して特注の家具やリフォームを高く売ろうというものではない
「節木・いたわり商品群」の普及・啓発活動の強化 あいち節木工舎は、川上から川下まで多くのメンバーが関わっており、そのネットワークをうまく活用するとともに、更なる事業体の方々の参画と幅広い連携を目指していく

その他の概要

間伐材の計画利用量
本年度 10m3 今後5年間 500m3
間伐材の調達先 豊田市・設楽町・豊根村・新城市・津市・下呂市の市有林、私有林、公社造林、県立高校演習林
本事業の実施期間 平成18年8月~平成19年3月
試作品の製作・実証 実施者 あいち節木工舎
試験導入・モニタリング 方法 WEBサイトによる反応・評価把握
実施場所 愛知・岐阜・三重・長野 他
実施者 節木工舎・木文化研究所 他 対象者 一般消費者・企業・自治体
製品の設定価格
20,800~328,000円 販売目標 3 年後売上:金額5,000万円/年

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