
間伐材の利用分野や使用量の拡大を妨げている原因として依然根強い「低質材」のイメージを、小物や家具にとどまらず「住宅」という人々の生活の基本となり必要不可欠な空間においての利用を提示することで払拭することが可能だと考える。そのことで間伐材、国産材の信頼性向上を促し、人の目に触れ、身近なものとして認識させることで、間伐材利用分野のポテンシャルが広がるきっかけにしていきたい。
近年、木材が他の材料に比べて、人の心身に対してやさしく、環境にもやさしい再生可能な素材であることから、木材住宅に対しても注目が集まっている。それを受け、群馬県においても間伐材をはじめとした県産材を一定基準以上利用した木材住宅に対し、補助を行う動きが出てきている。しかし、依然として間伐材は低材質としてのイメージが強いため、間伐材の利用分野や使用量の拡大を妨げている現状がある。よって、今回の事業を通じて、木造住宅における間伐材の利用分野や使用量の拡大を図ると同時に、一般消費者に対し、間伐材の信頼性確保を目指すものとする。
間伐材利用を強調したモデル住宅設計事務所およびインテリアコーディネーター等と共同で外観・内装など具体的な住空間をデザイン・提案することで、間伐材の持つ特徴を強調することができる。駅から近いという立地条件で見学者に実際に見て触れてもらうことができ、間伐材の持つイメージの幅も広げていきたい。床・壁・天井・備え付けクローゼットなどの内装や家具・室内小物にも間伐材を多用し、オーダーメイドで施主の希望を細部にわたり反映させることができる。室内への間伐材の利用は除湿効果も期待される。 |
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間伐材利用を強調したモデル住宅で家具や小物なども含めたトータル住空間の提案を実現するために、これまであまり関係がなかった設計士・大工・屋根屋・インテリアコーディネーターなどの異業種15社に参加いただき「森林組合建設協力会」を発足した。
使用する材も群馬県森林組合連合会が調達することで上流からのトレーサビリティを追求した材料供給を可能にし、各森林組合や製材工場との顔の見える供給体制をつくった。
モデルハウス建設中や完成後に見学会を実施し、情報誌・新聞折込などを通してPRにも力を入れた。
| 区分 | 実施項目 | 実施結果 |
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| 試験導入 モニタリング |
モデルハウス着工(11月)、完成(3月)。1月に製作中の構造見学会、来場者へのアケート調査を実施実施広告として、新聞折込10万部、タウン誌広告により集客 |
・見学会の来場者は約40名 ・木が好きだからという事での来場者が多く、アレルギーが有るため自然素材を使いたいとの希望もあった ・購入者の傾向としては50代後半(定年退職を控えた方)、30代後半~40代後半(小学生ぐらいの子どもがいるファリーが多かった |
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| 森林組合建設協力会の様子 |
デザインに |
クローゼット |
吹き抜け部分の柵 |
| 課題 | 対応策 |
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森林組合が住宅を作るという事の認知がない。また、木の家は高額という考えが多い |
モデルハウスが完成したので一般ユーザーへの認識を高めるためにも広告をする必要がある |
| 間伐材の計画利用量 |
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| 間伐材の調達先 | 県内森林組合 | |||||||
| 本事業の実施期間 | 平成18年11月~平成19年3月 | |||||||
| 試作品の製作・実証 | 実施者 | 群馬県森林組合連合会 | ||||||
| 試験導入・モニタリング | 方法 | モデルハウス建設、アンケート調査 | ||||||
| 実施場所 | 前橋市 | |||||||
| 実施者 | 群馬県森林組合連合会 | 対象者 | 一般消費者 | |||||
| 製品の設定価格 |
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