*********************************            森林環境教育ネットワークメールマガジン                    第 47 号                  平成19年3月15日 *********************************  □今号の目次    1.<林野庁より>     「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」に関する当面の展開方向    2.<林野庁より>     「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」のキャッチフレーズの募集について    3.<林野庁より>     平成19年度 山村力(やまぢから)誘発モデル事業の募集について    4.スギは悪モノ?    5.ECOコロ (4) 「ココロつながる」    6.林野庁ホームページのご紹介 **---***---***---***---***---***---***---***---***---***---**  3月も半ばになったというものの、各地で雪が降ったりしておかしな天気が 続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。昨年は山梨県の山中湖で20 数年ぶりに湖面が結氷し、私は氷上でワカサギ釣りを試みたものですが、 今年はできないのが残念です(今年こそ釣るぞ!という意気込みはまた 20年後までとっておこうということで)。  それでは今号もよろしくおつきあいください。  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  ◆ネットワーク会員の登録は3月15日現在 No.567に達しました。  ◆イベント情報    3月1日以降、新たに2つのイベントが登録されました。     ◇『森林CSRフォーラムin静岡〜企業参加の森づくりのススメ〜』     ◇『シンポジウム「市民が担う里山活動」            〜新しい里山とのかかわり方〜』    詳しくは、ホームページ“イベント情報”まで。      →http://www.zenmori.org/feenet/einfo/ **---***---***---***---***---***---***---***---***---***---** 1.<林野庁より>    「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」に関する当面の展開方向  前号メルマガにおいて、「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」の展開 についての概要をお伝えしたところですが、去る3月7日の第2回農林水産省 「美しい森林づくり推進国民運動」推進本部の会議において、美しい森林 づくり推進国民運動に関する当面の展開方向について了承され、今後は、 これに基づき取り組んでいくこととなりました。  ひとつは、国民運動の推進に向けた体制整備として、農林水産省内に 「美しい森林づくり推進国民運動」推進本部を設置し、関係府省庁との連携 を強化しながら、官民一体となった運動を推進します。  併せて、民間主導により、各界の代表者からなる全国レベルの推進会議を 開催するとともに地方レベルの推進会議を順次立ち上げていくこととされてい ます。  また、国民運動の具体的取組の展開では、全国キャラバンの実施、森林 づくり指導者の養成、農山村地域における森林所有者への働きかけ等を 進めていくことになります。  なお、具体的取組の展開の中には「企業、NPOの森林づくり活動を促進 するため、各都道府県に仲立ちを行う支援組織を立ち上げるとともに、政府 広報等を活用した森林ボランティア活動への参加呼びかけを行う。また、 シンポジウムを通じた国民への呼びかけ、森林環境教育に取り組む。」 ことも明記されております  詳細につきましては、林野庁HPを御覧ください。 (http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/H19-3gatu/0308utukusii.html) ――――――――――――――――――――――――――――――――― 2.<林野庁より>    「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」のキャッチフレーズの募集について  「美しい森林づくり推進国民運動」の趣旨を国民の皆様に分かり易く伝える キャッチフレーズを募集します。 【応募について】  作品はひらがな、漢字、カナ、アルファベットのいずれを用いても可。(混合も  可) 作品の長さは20文字以内とします。 自作未発表のものに限ります。 【応募方法】  作品と住所、氏名、年齢、電話番号を明記の上、  葉書又は電子メールで応募ください。 【募集期間】  平成19年3月14日(水)から平成19年4月13日(金)当日必着 【表彰】  優秀作品 1点(感謝状及び記念品)  佳作 数点(感謝状及び記念品) 【発表】  4月下旬 林野庁ホームページで発表予定。  採用作品は5月12日(土)「みどりの感謝祭」において感謝状贈呈予定。 【応募・問い合わせ先】   〒100−8952 東京都千代田区霞ヶ関1丁目2番1号   農林水産省林野庁研究・保全課内   「美しい森林づくり推進国民運動」キャッチフレーズ係   電話 03−3502−8111(内線6347)      03−3502−8243(直通)   e-mail:bosyu_mori@nm.maff.go.jp  「美しい森林(もり)づくり推進国民運動」のキャッチフレーズの募集について の詳細は林野庁HPを御覧ください。 (http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/H19-3gatu/0313utukusii-bosyu.html) ――――――――――――――――――――――――――――――――― 3.<林野庁より>    平成19年度 山村力(やまぢから)誘発モデル事業の募集について  林野庁では、平成18年度から、都市と山村の自治体、NPO等が連携して、 山村地域の活性化に資する先導的な取組を支援するため、「山村力(やま ぢから)誘発モデル事業」を実施しています。  ついては、平成19年度の支援対象プランを以下の要領で公募します。 【支援内容】  山村地域の活性化を目的として、都市と山村とが連携した取組を促進する ため、応募されたプランの中から選定されたプランを対象に支援します。  (支援の対象となるプランの例)  ○ 山村再生ビジョンの策定  ○ 都市と山村の協働     山村インターンシップの受け入れ     山村再生ファンドや地域通貨の導入  ○ 山村資源の循環利用     自然エネルギーや物質循環システムの検討     資源プラントの誘致  ○ 定住者の確保     山村の生活に関する情報提供     事業の実施拠点となる施設の修繕 など 【応募要件】  ○ 都道府県域を超える都市と山村との取組であること  ○ 山村の活性化に資する長期的な取組であること  ○ 先進的で他地域への波及効果が高い取組であること 【応募主体】  ○ 都市と山村の第三セクター、森林組合、NPO、自治体等が連携した    任意団体等 【補助率】  補助率は、本事業の実施に必要な経費の1/2以内です。  なお、補助対象経費の詳細については公募要領を参照してください。 【応募期間】  平成19年3月14日(水)〜平成19年4月20日(金) 【プランの審査】  応募プランについては、有識者等による第三者委員会において審査し、  支援対象となるプランを選定します。 【問い合わせ先】  林野庁森林整備部計画課森林総合利用・山村振興室  山村振興指導班 担当:佐山、島田  TEL:03−3502−8111(内6207) 林野庁HP:http://www.rinya.maff.go.jp/kouhousitu/hojojigyoukoubo-top.html ――――――――――――――――――――――――――――――――― 4.スギは悪モノ?  桃が咲き、コブシが咲き、ユキヤナギが咲き・・。灰色のビルの街が鮮やかに なってきました。TVのCMも季節を先取りしているものが多いせいか、華やかな 春を思わせる映像が多くなってきたように感じます。  それに混じって花粉症関連の薬やマスクなどのCMも沢山見かけるように なりました。山・針葉樹林・風に舞う大量の黄色い粉・オバケのような顔を書か れたスギまで・・・・・植物が目を覚まし動物や昆虫たちが元気になる春も、 花粉症の方にとってはつらい我慢の季節なのかもしれません。  日本で花粉症を引き起こす代表的な植物として悪名高くなってしまったのは スギですが、今回はちょっとスギの弁明をしてみようと思います。  以前、山で働く林業作業員の中にひどい花粉症の方が何名かおり、この 時期の作業はさぞ大変でしょうと声をかけたことがありました。  すると意外なことに、作業はいつもと大して変わらないとのこと。伐採・枝払い 等して全身黄色くなるほどの花粉を浴びても、街から遠く離れた山の中では 花粉症の症状は出ず、街が近づくとたちまち症状が出るとのことでした。  科学的根拠を知っているわけでもなく個人差もあるのだとは思いますが、 私はその話を聞いて、花粉症問題は単にスギの花粉だけが悪いのではなく、 排気ガス等の大気汚染との相互作用によって引き起こされるのではないかと 考えるようになりました。  スギの花粉が花粉症を引き起こす原因の1つになっているということは事実 ですが、スギの花粉生産は生物としての本能に従っているだけだということ、 必要だからと大量に植え、手入れを怠っているのは人間だということを考える と、スギだけを悪モノにしてしまうのは気の毒に思えます。  スギは日本で一番多い樹種であり、古来から日本人にとっては一番身近な 存在であったはずです。  植物は弱ったり生命の危機を感じると、せめて子孫を残そうと多く花を咲か せ種や花粉を飛ばすことがあるそうで、手入れの行き届かない林から届く 花粉は、森から届くSOS、もしくは警告だととらえることもできるのではないで しょうか。  今年の冬の暖かさ、地球規模の異常事態を考えると、目に見えずらい 森からのメッセージを見逃している時間はないように感じます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 5.コラム:ECOコロ Vol.4 「ココロつながる」  全国的に春から冬へと逆戻りをたような陽気になっている今日この頃、 よく考えてみると今の気温・天気こそ本来の季節の陽気だったと気付いて しまいます。我が家にも火燵が再度用意される事態となっています。  今回で4回目を迎えた「ECOコロ」。環境という意味のエコ・環境に優しい ココロという言葉をMIXさせてきたコラムです。今回は今までと・これからの テーマについて語らせて頂きたいと思います。  森林環境教育を通じて、森林の大切さを知ってもらおうと、私達も企画立案 や実践での活用など様々な取り組みをしています。年度末という事で、現在 は仕事がバタバタしており、ちょっとお休みしているのですが、4月以降の山 仕事シーズンオフの時期はカッコウの季節であり、この時期に何かBIGな 事を行ないたいと模索しております。  今年度を振り返れば、「美術館を使って木工体験」「植樹祭」「出張講師」 「市民の祭りでの木工クラフト」「農山村体験学習」等、いろいろな思い出 が蘇ります。今年度が森林環境教育事業元年と位置づけ、事業として取り 組んでまいりました。  反省すべき点、有効にすべき点等、課題も収穫も沢山あった1年間、そんな 中でも「人と人との繋がり」という構築が出来た事が一番の収穫でした。  賛同してくれる方が少しずつ増えてきた、この事が森林環境教育の普及・ 啓発に繋がっていくと思う。「ココロとココロがつながりあう」この事が一番 重要なポイントです。  想いが伝わった時、心から喜び・笑い・感動できる…私はそう思いました。  今まで“枝葉”“花”として点在していた森林と環境と教育に係る全ての 事柄が、「森林環境教育」という大きな“幹”が出来る事で、一つの大きな 木として立派な事業へと展開できると考えます。  個々で活動されていたものが大きな木となって事業展開していけば自然と その“木”は大きくなり、新しい“花”を咲かせることになるでしょう。 私達もその大きな木に沢山の花を咲かせるためにも、日々勉強し、伝える 活動を進めて行きたいと思います。  皆が喜ぶ、皆が感動する、そして何より、伝える側も喜べる、 「ココロつながる“森林環境教育”」となるために・・・。 福岡県 浮羽森林組合 吉弘 拓生(よしひろたくお)  ************** 題 名:ECOコロ(えこころ) 環境というECOと人に優しい心を“描く”いう意味でココロをコンセプトにし mixさせてECOコロました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 6.林野庁ホームページのご紹介 http://www.rinya.maff.go.jp/ □記者発表資料 〜プレスリリース〜  ○第3回農林水産省政策評価会林野庁専門部会の概要(3/14)  ○無人ヘリによる松くい虫防除に関する運用基準作成のための検討会    (第5回)の概要(3/14)  ○「美しい森林づくり推進国民運動」のキャッチフレーズの募集    について(3/13)  ○林政審議会施策部会の開催及び一般傍聴について(3/9)  ○第2回 農林水産省「美しい森林づくり推進国民運動」推進本部の概要    について(3/8)  ○「無人ヘリによる松くい虫防除に関する運用基準作成のための検討会    (第5回)」の開催について(3/6) □今月の施策紹介  ○山火事予防!! □お知らせ  ○ 美しい森林づくり推進国民運動  ○平成19年度山村力(やまぢから)誘発モデル事業の公募について  ○UNEP「10億本植樹キャンペーン」に参加しませんか  ○集約化・提案型施業よる森林整備の推進について  ○森林・林業面からの花粉症対策  ○北海道森林管理局・根釧西部森林管理署「人事院総裁賞」受賞    について  ○「スギ・ヒノキ花粉に関する情報」についてのお詫びと訂正について  ○「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」    について  ○寒波・雪害による災害対策の概要について  ○「森林(もり)づくりと木づかいのお便り」(林野庁メールマガジン)の創刊    について ********************************* 森林環境教育ネットワークメールマガジン 発行者 肱黒直次 編集者 渡邊純枝 佐藤康弘 URL http://www.zenmori.org/feenet/ ********************************* <編集後記>  この時期にやってくる驚異的なものとして、桜前線の前の花粉があります。 幸い(?)なことに私の職場では花粉症の方はあまりおりませんので、直接的 に花粉症がどれほどのものか見聞することがありません。  ですが、私自身林業関係の職種に従事している以上、この季節に一般の 人々が杉イコール花粉と連想してしまう状況をなんとかせねばと思います。 無花粉スギの開発の前に、間伐をすれば直接的に花粉発生源を減らすこと ができ、その後植物学的成熟期を越せば残ったスギから出る花粉も減るの ではないかという気もします。  とはいってもスギは日本原産の数少ない植物種のひとつで、蓄積量も非常 に多いのが現状です。スギ材を活用した商品を開発するという活動も近年 起こってますので、春の気配を感じ始めたこのごろ、もう一歩進んだスギ論 が展開したいなと考えています。 *********************************