*******************************          森林環境教育ネットワークメールマガジン                   第 8 号                平成17年4月28日    ******************************* □今号の目次  1.<レポート・1>愛・地球博に行って来ました(その2)  2.<レポート・2>森林環境教育ネットワーク・オフラインミーティング2005 in高尾  3.間伐材マークについて  4.林野庁ホームページの御紹介 皆さん 緑の草原を風が通りすぎていく場面を想像してみて下さい。 (大きく背伸びしながら、空気を鼻から一杯吸って) 「ウーン 良い気持ち!」 「風薫る5月」 待ちに待った「大型連休」です。 また、野に山に、森林浴、登山、山菜採り、万博には、“持ってこい!!”の季節です。 皆さんの、連休での出来事に対する感想やレポートをお待ちしております。 【掲示板】もよろしく御活用下さい。 ******************************* お知らせ 大型連休のため、次回のメールマガジン(5月15日号)は、お休みします。 次号は、6月1日に発行します。 *******************************                                                ☆ネットワーク会員の登録は4月28日現在 No.303に達しました。 ☆イベント情報  4月15日以降、新たに2つのイベントが登録されました。 詳しくは、ホームページ“イベント情報”まで  1.<レポート・1>愛・地球博に行って来ました(その2)  愛知万博も当初人の入りが今ひとつと報道されていましたが、天候が安定 してくるにつれて賑わいを見せてきているようです。企業のパビリオンを長時間 (90分以上はざら)並んで見るのもよいですが、瀬戸会場の里の 自然学校、 長久手会場の森の自然学校を訪れ、人と自然の織りなす叡智を実感してみ てはいかがでしょうか。  長久手会場は、南の森、北の森が散策できるゾーンとなっています。ヒノキ の間伐材園路はユニバーサルデザインになっていますし、セルフガイドもあり ますので、グローバルループから降りてご自分のペースで歩かれるのがよい でしょう。  近隣の森事情を見るには、長久手会場と瀬戸会場を結んでいるモリゾーゴ ンドラに乗って海上の森を上空から眺めることをおすすめします。遠く名古屋 市内を見渡し、一円に「森」が見えてきます。ゴンドラに乗車中「名古屋はすご いよねえ。こんなに手つかずの自然が残っていて。」という声が聞かれました が、この森は手つかずどころか100年間かけてはげ山を再生したものです。 「森」=「天然」=「手を加えるべからず」という図式がすべてでないことを知っ てもらうことが里山の今後のあり方にも影響してきます。この点は里の自然 学校裏のパネル(愛知県作成)にくわしく説明してありますが、目立たず、イン タープリターの言及もなかったのが残念です。(注:他にあったらごめんなさい。)  瀬戸会場はこぢんまりとしたエリアです。愛知県館でこの森の成り立ちに触 れた後、実際に森に入るとよいでしょう。季節、天候に応じたプログラムが用意 されています。  この日は「花を楽しむ」という設定で、散策しながら椿、桜、春欄などを鑑賞し ました。  手入れ前と手入れ中の森の状況の対比も良い試みです。本格的に歩きたい 方にはちょっと物足りない設定かもしれませんが、参加者の多様性を考えると いたしかたないのかもしれません。自分と森がどうかかわるべきか考えるきっか けになったのではないでしょうか。 このほか万博会場で特筆すべき点は木材が多用されていることです。長久手 日本館の竹かご、竹瓦、間伐材の束ね柱、編成材をはじめ、会場の大動脈グロ ーバルループ、日よけ、休憩所などなど。ロボットなどの最先端の技術とともに、 一見ローテクながらハイテクな素材(木材のほかにバイオマス食器などもあります。) にも注目してみましょう。                                  (Y.Y)   <レポート・2>森林環境教育ネットワーク・オフラインミーティング2005 in高尾  去る4月16日に開催された森林環境教育ネットワーク初のオフ会をレポートします。 ○多摩森林科学園の桜保存林見学  多摩森林科学園の井(いい)業務課長の案内により、最初のプログラムである 桜保存林の見学に出発しました。当日は、森林技術総合研修所主催のグリーン フェスティバルも催されており、多くの見学者が訪れるにぎやかな雰囲気の中で の見学となりました。  桜保存林は、各地の著名な桜の遺伝子を保存するために設置されたもので、 約8haに全国各地からの桜約1,700本が植えられています。多くの種類があるた め2月下旬から4月下旬までの長期間にわたり花を楽しむことができます。都市 公園で見るソメイヨシノとは趣も違い、高尾の緩やかな斜面の中に数々の桜が 咲く風景は素晴らしいものでした。 ○事例紹介  事例紹介は、森林技術総合研修所内に移り、立候補いただいた4名の方から 発表いただきました。  井上氏は、(有)テラテックという会社で、樹木診断装置の輸入などを行っており、 ここでは音波を使い非破壊で樹木内部の欠陥を捉え樹木診断を行うという、スグレ ものの機械の紹介をいただきました。  関氏は、「ナウシカの会」というボランティア団体で、横浜市内の小学校で行な っている森林環境教育活動を紹介いただきました。平成16年は20校で出前授業 を行っており、間伐素材を使った工作教室も併せて行うなどの取組により生徒の 評判も良いそうで、着実に学校側との信頼を築いてきていることに感嘆しました。  相川氏は、薪く炭くKYOTO(しんくたんくきょうと)という団体で、森林バイオマス のエネルギー利用についての普及啓発や調査研究を行っており、ここでは 薪く炭くKYOTOオリジナルの「森林バイオマスすごろく」を紹介いただきました。 小学生が遊びながら森林バイオマスの大切さを理解できるよう作られており、 350セットが売れたそうです。早速購入し実演(?)してみましたが、ゲーム性も 工夫されており(お金の代わりにハッピーカーボンという点数を競うもので、人生 ゲームのようなゲーム感です)、十分に楽しめました。  蒲沼氏は、全国森林インストラクター協会の事務局長をしておられますが、ここ では前職の森林レクリエーション協会、さらには林野庁時代まで遡り、森林環境 教育に関する取組の流れをご紹介いただきました。 ○交流会  交流会は、事例紹介に触発されたのか、参加者一人一人の熱のこもった自己 紹介が繰り広げられました。参加者の皆様、お疲れ様でした。                                   (H.O) 3.間伐材マークについて  間伐材マークをご存知でしょうか。このマークは、間伐や間伐材利用の重要性 をPRし、間伐推進の普及啓発および間伐材の利用促進と消費者の製品選択を 促すことを目的としたものです。  具体的な使用方法は、 (1)普及啓発に係るマークの使用 (2)間伐材を用いた製品へのマーク使用 があり、普及啓発に関する印刷物(パンフレット、封筒、名刺など)や間伐材を使用 した製品および製品の容器、梱包材等に使用することができます。  間伐材利用の推進については、消費者の環境問題への意識に高まりや、グリ ーン購入法による環境物品の調達の推進などもあって、アイデアや工夫を凝らし た多くの商品がつくられるようになりました。  最近では、間伐材も原料として使用されているカートカンと呼ばれる紙製飲料 容器が間伐材マークの使用認定を受けています。  間伐材マークの概要、使用認定に係る運用基準、使用規定、使用申請等につ いては、全森連が運営している間伐ホームページに掲載していますので、ぜひ 覗いてみてください。 ●間伐ホームページ:http://www.zenmori.org/kanbatsu/ 4.林野庁ホームページの御紹介 □記者発表資料〜プレスリリース〜   ○森林(もり)づくりに関するボランティア団体との懇談会の概要について/NEW   ○第8回「適切な森林管理に向けた林業経営のあり方に関する検討会」の議事概要について □今月の施策紹介   ○間伐等推進総合対策の推進について □お知らせ   ○みどりの週間の主な緑化行事と新しい「みどりの感謝祭」(みどりの日)の開催について   ○平成17年度「緑の募金」展開中 *******************************    森林環境教育ネットワークメールマガジン    発行者 肱黒直次    編集者 黒澤 徹 多田裕一    URL http://www.zenmori.org/feenet/ ******************************* <編集後記>  ネットワーク会員も300を超え、始めてのオフ会を開くことができました。この メールマガジンも8号を数えるまでになりました。できるだけわかりやすく、楽しく をモットーに編集しておりましたが、今後さらにご意見をいただいて内容に充実 に努めたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 「目に青葉、山ほととぎす 初がつお」そろそろ杉の花粉も減少し、清々しい 季節を迎えます。イベント情報欄を見ても盛りだくさんな催しが行われるようです。 是非そのレポートもお送りください。  また、この秋には、美しい森の中で森林環境教育の重鎮が一同に会し、森林 環境教育のこれまでと今後を徹底討論する会合を計画しています。  よい大型連休をお過ごしください。  *******************************